うりはだかえで 籠

ついこの間の猛暑を忘れさせるほど、涼しい日が続いた。日中何をするということもなく、以前採取したうりはだかえでの薄い樹皮を細くリボン状にした。かなりの量になったので、それではと籠編みにとりかかった。残りの樹皮なので、思うような長さのものがない。つなぎ目があちこちにできた。それはそれでよいとしよう。乾燥したらカットする。こういった籠には網代編みが適している。でもぼーとしていると間違える。涼しい日3日間かけて編み上げた。乾燥すると縮む。
いつの間にか蝉の鳴き声が遠くかすかに聞こえるようになっている。夕食に肉団子を作った。
台所の窓にひやりと秋の風てんぷら油ぷつぷつと沸く