さくら樹皮花器

毎日暑い日が続くので、脳みそが沸騰しそう。桜の樹皮は表情が豊かで、採取場所、樹齢、日当たり等でかなりちがったものになる。これは山桜。樹齢はそれほどでもないが、表面はざらざらしている。きっと風雨にさらされて、がんばっていたのだろう。曲がった幹からもそれが伺われる。樹皮だけになっても曲がった状態はまっすぐにはならないので、そのままで形にした。見る方向によってはゆがんでみえるが、それも仕方がない。自然には逆らえない。